教育失敗学から教育創造学へ   (読書編) ~子どもの教育に情熱をかける人々のために~ 

小学生と大学生の親です。 このブログでは,読書から得られた発見や視点を中心に,子どもの教育について考えていることを書き綴っていきたいと思います。

2013年07月

「はい」が「はい」の意味とは限らない

 返事の「はい」,

 質問の答えとしての「はい」には,

 どのくらいの違った意味があるでしょう。

 「部屋を片付けなさい」

 「はい」

 の「はい」の意味は?

 「わかってるよ,うるさいな」

 「もう,だまっててよ」

 「あとでやりますよ」

 「いま,やろうと思ってたのに」

 「おかしくださいね」

 「めんどくせ」

 ・・・・・

 人間と人間のコミュニケーションというのは,

 言葉だけで成立するものではないことは言うまでもありませんね。

 ロボットの場合は,単純に「はい」ではなくて,

 「いまはやだ」

 なんて答えてくれた方が,人間が図に乗らずにすむような気がします。

 ときにはコンピュータに裏切られる体験をするのもいいでしょうね。

 タブレット機を駆使している学校の学力が,ぐーっと上がったりすると,日本ではすぐに右にならえしそうですが・・・。

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ミッキーマウスが機械仕掛けの人形だったら

 もしディズニーランドのミッキーマウスが,コンピュータのプログラムで動く仕掛けになっている・・・つまり,ロボットだったら,親しみがわくでしょうか。

 子どもでも,「着ぐるみのなかの人は夏は暑そうで大変そう」なんて言ったら,

 「夢をこわすようなことは言わないで」と反発します。

 ということは,なかに人間が入っていることは知っているということです。

 暗黙の了解のなかで,人は夢を見させてもらうのです。

 コンピュータのプログラミングの勉強をすれば,教え方が上手くなる,という考えを書いている人がいます。

 間違いとは言えませんが,早い話,プログラム以上のことができない限り,教え方が上手になるとは言えないということです。

 人間の脳を,コンピュータに置き換えて考えるのも自由ですが,

 人が「理解する」仕組みは,コンピュータのプログラムなんかとは比較にならないくらい複雑なものです。

 わかりやすい例を紹介しましょう。

 あることを理解させるために,懇切丁寧に,言葉を使って説明して,それがある子どもに対して成功したとします。

 その「言葉」を文字に起こして,別の子どもに読ませたとします。

 同じように理解できると言えるでしょうか。

 「知識ゼロのコンピュータを教えることができれば,教えられない子どもはいない」

 なんていうのは,教育を甘く考えている証拠です。

 こういう考え方の人が,「○○○がおかしい」「○○○が壊れている」なんていう言葉を平気で書けるのはよく理解できます。
  
 人間に対する最大の冒涜です。

 人権感覚の完全なる欠如です。

 人間は機械ではないのです。

 人間はロボットではないのです。

 だから,「どこまで噛み砕いて説明できるか」ではないんです。

 感情も大切にしながら,「どこまでその子の思考に入り込めるか」なんです。

 こんなたとえが適切かどうかわかりませんが,

 コンピュータの世界を例に出せば,

 どうやってその子のプログラムを,その子の納得のもとに,

 より適切なものに書き換えるか,これが大切なのです。 
 

 私は教員免許をもっていますから,指導案は何枚も書いたことがあります。

 ある授業では,生徒の答えのパターンによって,授業の進め方を変える指導案をつくっておきました。

 しかし,実際の授業では,想定したパターンをはるかに上回る鋭い着眼があって,授業の方向性は準備したものとは全く異なるものになりました。

 教育というのは,人と人が向き合って初めて成立するもので,

 コンピュータの利用なんていうものは,せいぜい事務処理を簡素化するくらいにして,

 もっともっと人と人が顔を付き合わせて知恵をしぼって取り組むような実践に取り組んでもらいたいと思います。

 ICT教育に力を入れるのは,個別の学習に適した家庭学習の方がよいと思います。

 学校では,もっと「人と人とのかかわり」のなかで,多くのことを学ばせてください。



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文部科学省の恥ずかしい政策

 成績のいい子にはたくさんお金をあげる。

 ダメな子には,「いつでも捨てる準備がある」といって脅す。

 10大学に100億円ですか。

 日本の教育の元締めが,こんな恥ずかしい知恵しか出せないことに,憤りをおぼえる議員はいないんですかね。

 人気取りを目指したい大学がカネに群がるか,

 カネという餌に群がる大学が少なければ,無理矢理わりふるのが実態です。

 こういうとき,やる気を出すのは文科省から出向している事務員だけ。

 カネを出して,無理矢理成果を作文させて,ダメならカネを渡した大学のせいにする。

 スーパーグローバル大学ですか・・・。

 日本の省庁の中身を変えるのが先のような気がします。

 子どもをもつ親から見て,

 カネを出すから頑張れみたいなやり方は,

 本当に醜く,恥ずかしいものに思えてなりません。

 ランキングにこだわりたい気持ちはわからないでもないですが,たとえば英語で授業をすることで,具体的にどのようなメリットがあるというのでしょう。

 財務省の「大人の判断」に期待します。

 文部科学省という「子ども」をどうか教育してあげてください。


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夏休みを設ける必要はなくなった?

 小学生の宿題が,やたらと多いのです。

 とてもではありませんが,昔のように,前の日にまとめてやる,というのは不可能です。

 音読の量も半端ではなく,家事もろくにできないほど。

 とはおおげさな話ですが,落ち着いて旅行にも行けない,というのは本当のところです。

 私たちのようにたいした宿題もなかった「真のゆとり世代」からみると,

 とんでもない時代になりました。

 学校の先生も夏休みは勤務しなければならないのだから,

 もはや「夏休み」など必要ないのでは?などと思えるほど。

 家にいる親は暇,などとは考えていないでしょうが・・・・。

 少しでも多くのプリントを,学童保育で終わらせてきてくれることを望んでいます。

 全国的な小学生の宿題の量の調査なんていうのはありませんか?

 

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ゲリラ豪雨と花火大会

 隅田川の花火大会が,雷雨のため,中止になりました。

 東京都の雨の情報については,下水道局の「東京アメッシュ」がとても参考になります。

 すごい勢いで,大雨の地域が南下していましたから,このサイトを見ていた人は,雨に濡れないところに避難できたと思いますが,テレビ放映にかかわっていた人たちは,本当に大変そうでした。

 花火の歴史をご存じの方も多いと思いますが,打ち上げ会場は,関東大震災や東京大空襲で大きな被害を受けた地域でもあります。

 東京オリンピック招致に少し暗い影を落としたようなイメージもありますが,花火見物だけでなく,鎮魂の思いを抱いてくれる人が少なくなっていることへの警鐘,さらに言えば,今後,油断のならない直下型地震への備えを強く呼びかけるような,そんな自然からのメッセージにも思えてきます。

 自然の猛威を前にすると,私たちの存在は本当にちっぽけなものです。

 本当にちっぽけなものに一喜一憂する,そんな情けない姿をコメント欄で見ることができました。

 教育の力は,人に知恵の大切さを学ばせてくれることです。

 震災のあと,花火大会が中止になった地域が多かったのですが,

 見方をちょっと変えるだけで,むしろ実施すべき,と考えられるものだったはず。

 子どもたちには,最大のお供え物,というイメージを持たせているのが我が家です。



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