教育失敗学から教育創造学へ   (読書編) ~子どもの教育に情熱をかける人々のために~ 

小学生と大学生の親です。 このブログでは,読書から得られた発見や視点を中心に,子どもの教育について考えていることを書き綴っていきたいと思います。

2014年02月

アンネの日記(文春文庫)~なぜ,破られたのか?

アンネの日記 (文春文庫)
アンネ フランク
文藝春秋
2003-04



 器物損壊(「アンネの日記」の本のページを破った)の動機は何か?

 私の推理はこうである。


 犯人は,「アンネの日記」の素晴らしい価値・・・世界記憶遺産に登録される理由も,よく知っている人間。


 犯人は,「アンネの日記」の内容が気に入らないから,破ったのではない。


 その価値を知っているからこそ,「利用」したのである。


 「アンネの日記」を破るようなひどい人間が日本にいる,ということを,広く世間に・・・この情報は,当然,海外にも流れることが分かっているから・・・知らせたかった。


 日本人のイメージダウンをねらう・・・というよりは,こういう人間が生まれた原因を,


 「右傾化が進む安倍内閣の政治にある」と印象づけたかった。


 つまり,「反安倍政権」の考えをもつ者による犯行である。


 こんなパターンの推理は,何通りくらいできるのだろう?

 (以上,本編ブログより転載)

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ユダヤ人が教える正しい頭脳の鍛え方(角川書店)

【新品】【書籍・コミック ビジネス・経済・就職】ユダヤ人が教える正しい頭脳の鍛え方
【新品】【書籍・コミック ビジネス・経済・就職】ユダヤ人が教える正しい頭脳の鍛え方

 いろいろな刺激を与えてくれる本です。

 帯の数字に注目する人もいるでしょう。

>全世界人口に対するユダヤ人人口の割合=0.25%

>ノーベル賞受賞者の中のユダヤ人の割合=45%

 行政にいた経験のある私が思わず注目してしまうのは,次のような「国のあり方」です。

>・・・ユダヤ人がものごとを正しく認知し推論する能力の礎石の一つにユダヤ教が学問としつけを最重要のものと位置づけている点があると思いいたったんです。人間なら誰だって,知りたい,理解したいという欲求をもっています。だが,どんな社会でも教育を最優先するとは限らない。じじつ,多くの国や共同体で教職は十分な報酬と尊敬が保証された職業というわけではなく,学ぶ者たちへの支援も十分ではない。そのいいわけにもこと欠かない。予算不足。予算があればあったで,図書や学級その他教育関係に投資するより,住民の福祉や経済好転に使った方がいいという。
 ユダヤ人の世界観は常にその反対に位置していました。


 教職についている人間への不信感は,日本の場合,とても大きいものがあります。

 別に報酬が悪いから,人材が確保できない,というわけでもないでしょう。

 それなのに,黙想中にスカートの中を盗撮する教師もいれば,偽造した教員免許で現場にいた人間もいる。

 教師が簡単に犯罪者になる現状に対して,

 「教職は神聖なものではない」なんていう開き直りで対抗しようとする人間までいる。

 日本が救われているのは,それでも家庭が学校とは別の手段で教育するための「産業」が成熟しているからにすぎません。しかし,そこにお金をかけない家庭,かけられない家庭が増えていくと,どうなるでしょう。

 ただ義務だから通わせている公立学校が,本当の意味での「役割を果たす」ことが切実に求められる日が,やがてくるでしょう。

 ユダヤ人は,歴史を通じて常に窮迫していたこと。これが,「知識重視」の考え方を揺るぎないものにし,それは,数々の実績によってさらに磨きがかかってきた,・・・・歴史的背景が,「教育の大切さ」の認識を変えてしまうわけですね・・・・。


 
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子どもは好きに育てていい~「親の教育権」入門(NHK出版・生活人新書)



 この本のなかで,調査機関の調査そのものが,特定の価値観を植え付けようとしている・・・マインド・コントロールしている・・・ことが指摘されています。

 「親はこうあるべき」・・・なのに,「あなたはできていないんですね」・・・なんていうメッセージが聞こえてきそうなアンケートに協力された経験はないでしょうか。

 学校がこういう調査をし始めると,「親のクレームの封じ込め作戦」のように思えてきます。

 学校や教師に向かってああだ,こうだ,要求するけれど,あなたは親として何ができているのですか?

 と問いかけてくるような・・・。

 まあとにかく,子育てというのは大変なものです。

 責任感を全くもっていない人は,世の中に一人もいないのではないでしょうか。

 責任感はもっているのに,それが行動で示せない。

 行動で示そうとすると,虐待みたいなかたちになる。

 (昔なら)学校では,すぐに体罰。

 家で虐待,学校で体罰,そんな経験をもっている「親世代」は少なくないでしょう。

 きっと,その「親世代」・・・つまり学齢期の子どもから見れば,「祖父母世代」の人たち。

 何しろ,凶悪犯罪検挙少年数は,1960年くらいがピークで,今の7~8倍あったのですから。

 この数字は,高度経済成長が軌道に乗ったころから減り始め,平成不況が始まるまで減り続けていました。

 「子ども」が「たいへん」だったのは,今よりも50年前の方だったのです。

 児童相談所にお世話にならなければならない子どもから,

 小3くらいから塾に通いはじめ,中学受験を経験する子どもまで,

 様々な「子ども」たちが様々な「課題」を抱えて一緒に生活する場所が,学校です。

 ある意味,「奇跡の場所」と言えるかもしれません。

 学校をそんなふうに考えて,あくまでも親が子どもの教育に責任をもてるようになる時代が来るのはいつのことでしょう?


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子どもを育てる絶対勉強力(幻冬舎文庫)



 遠慮なく自分の意見がどんどん言える子どもは素晴らしい,と思う人は多いでしょう。

 たとえば,授業中の発言が少なくて困っている学校の先生などは,堂々と発表している子どもが多い公開授業を目を輝かせて参観しています。

 でも,この本の中で登場する,大学教授として「講演がしにくい場合」「とても面白い会話ができる場合」という話を読むと,考えが少し変わるかもしれません。

 私が参観したことがある「いい小学校の授業」では,多くの子どもたちが発言をたくさんしていますが,ほとんどの子どもは,他の子どもの発言をメモしません。聞いていないようにも見える。発言者の方に目を向けないからです。

 先生は,あらかじめ用意しておいたキーワードが出てくるときだけ,板書します。

 あとは,聞き流しています。

 何だか,子どもたちがカラオケルームにいるような錯覚に陥ります。

 あれだけ発言ができるのは,本当に「遠慮がない」からです。

 子どもはもちろんですが,先生にも「遠慮がない」。

 これって,「素晴らしいこと」でしょうか?

>同質的な空気が,知的活動の妨げになる

 ・・・・なるほど・・・・少し先になりますが,小学生を相手に授業をする予定があります。

 そこで私が工夫したいことは,4人1組のグループにして,グループ内の4人には,別々の資料を渡して読み取らせ,それをもとにして

 1 読み取ったことの情報交換

 2 他の生徒との違いに気づけるような話し合い

 3 違いをもとにした意見交換

 4 どの資料が最も「本質」に近づけるか,という評価

 という4段階の流れのある授業をしてみようかと考えてみました。

 さらに,この4段階の会話の流れをもとにした評価問題を・・・・入試問題にできるかな?。


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知っておきたい「食」の日本史(角川ソフィア文庫)



 シカやイノシシからコカ・コーラまで,食の広がりをテーマに,大人なら「通史」の復習もできるという一冊です。

 中学校2年生の歴史では,日清戦争や日露戦争,第一次世界大戦を学習しますが,殺伐とした「戦いの歴史の話」ばかりでは,教える方も教わる方も,心が疲弊してしまいます。

 そんなとき,

 白菜を日本に広げたのは,日清・日露戦争で大陸に渡った「農民兵士」だった・・・とか,

 ソーセージを伝えたのは第一次世界大戦時のドイツ人捕虜だったとか・・・・。

 ほんの少し「まともな人間のつながり」を感じさせられます。

 もちろん,戦争などを介さない文化交流が一番ではありますが。

 こんなテスト問題はいかがでしょう?

 日本のソーセージ製造発祥の地は,習志野と言われています。

 習志野には,何があったのでしょうか?

 正解は,捕虜収容所です。

 では,日本固有のソーセージの色とは?

 正解は,赤です。表面を赤く着色したウィンナーソーセージ。

 では,なぜこうなった・・・?

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