質問ができる子どもは,一定の理解をし終えた子どもです。
教師がしてしまう癖のある「最低の質問」とは,
「わかりましたか?」というもの。
わかったか,わからないかがわかる能力があることが前提となるこの質問の問題は,
わかったか,わからないかがわからない子どもは,そもそも正確に「はい」とは言えないことにあるのです。
教師も親も,もっとレベルの高い「質問力」を身につけるべきで,
それこそ子どもに「質問力」を求める前に,自分からその技を磨かなければなりません。
指導力・「子育て力」に課題がある教師や親と話をすると,
この本に登場する「べからず質問」を必ずしてきます。
「だからあなたはダメなんだ」なんて言えないので,できたらこの本で勉強してもらえると・・・。