教育失敗学から教育創造学へ   (読書編) ~子どもの教育に情熱をかける人々のために~ 

小学生と大学生の親です。 このブログでは,読書から得られた発見や視点を中心に,子どもの教育について考えていることを書き綴っていきたいと思います。

2014年04月

~新聞の終わりの前兆?~プレジデント2014.5.19号



 新聞社の悪口というのは,次のようなものらしいですね。

>斜陽産業。未来がない

>どの記事も金太郎飴

>天声人語がつまらない(朝日新聞の場合)


 朝日新聞社の今年の新入社員の中に,東大卒が一人もいなかったとのこと。

 大学入試にたくさん出題されるという宣伝文句を使っていることからもわかるように,

 ネットでいくらでも情報が入手できる時代・・・「新聞らしさ」が失われた今,

 この「東大卒ゼロ」というのは,「終わりの前兆なのか?」という危機感を煽られるようなニュースだったようです。

 新聞に自分の文章が載る,というのは滅多になさそうなことですが,

 ネット上には新聞記事よりもおもしろい主義主張があふれています。

 紙面の制限がない,リアルタイムで更新できる,というのがネットの利点ですね。

 一枚の紙面に,レイアウトを考えて,文章を削ったり,記事を差し替えたりする作業をずっとやってきた方々にとって,ネットの情報はどのようにうつっているのでしょうか。

 新聞の記事に宿っているのは,やはり「新聞社」の「信用」です。

 「大学入試にたくさん採用されている」ことを売りにするのではなく,もっと本来の価値を主張できる新聞社に生き残ってほしいですね。 

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~自学自習の7ヵ条~edu 2008年2月号(小学館)

edu (エデュー) 2008年 02月号 [雑誌]
小学館
200810


 6年前の雑誌の表紙がきちんと検索できる時代になったのですね。

 この雑誌には,「塾に行かなくても大丈夫な自学自習7ヵ条」や,

 「身のまわりのことを辞書で調べたくなる深谷メソッド」などの特集があり,

 古書でも売れると判断されているのでしょう。

 amazonで,16冊ほど出品されており,うち6冊は1円です。

 巻末に「はてなノート」が付録として綴じ込まれています。

 これが入っているかどうかを購入前には確認されるといいでしょうね。

 さて,自学自習の7ヵ条は,次の通りです。

>1 子どもが達成感を得られる工夫をする

>2 予習復習は決まった時間帯に,短時間集中でやらせる

>3 プリント学習の目的を自覚させる

>4 ノートを見やすく書けるようにする

>5 学年の枠に縛られずに勉強する

>6 机の上だけの勉強にこだわらない

>7 親も教科書に目を通す

 いつでもすぐに取り入れることができて,かつ効果が高いのは,

 2番の1ヵ条です。親も忙しいからこそ,今すぐ始めて身につけるべき習慣だと思います。

 そして,学校ではなく,家庭の「自学」でないとできないのが5番。

 学校では,学習指導要領の改訂がない時期は,向こう2年間先の教科書まで配布してくれるとうれしいですね。

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~受験は子どもの感受性を破壊するか?~哲学のモノサシ(日本放送出版協会)

哲学のモノサシ
西 研
日本放送出版協会
1996-05


 「受験勉強」に没頭させてしまうと,何だか偏りのある,社会性のない人間に成長してしまうのではないか,

 という危惧をもつ親も多いのではないかと思う。

 中学受験などをさせない親の中には,

 「成績順に座席を決めるといった,人間性を破壊するような塾での生活を送らせたくない」

 という気持ちを「内なる優越意識」に拡大させ,

 「私は子どもをのびのびと育てている」という理由で自分を満足させているかもしれません。

 上の本を親の立場で読むならば,その結論は,「子どもの感受性を大切に」ということです。

 また,「外からのルール」ではなく,「自分のなかからルールをつくりなおしていく」のが重要であると。

 子どもには,「内なる声」に耳を閉ざし,親の声,社会的な要請に黙って従ってしまう面もあります。

 親のあり方が子どもの「豊かな自己認識の発達」を左右するとも考えられるのです。

 中学受験とは,本当にその子どもの可能性を高めてくれるものなのか。

 「自分さえ合格すればいい」

 「前の子どもを得点で追い抜いて落とせば,自分が合格できる」

 なんていう内なる声が子どもからもれてきたら,すぐにでも手をさしのべてあげてほしいです。

 子どもの存在価値を,何で決めようとされているのでしょう。

 家庭に求められているのは,「モノサシ」の調整機能です。

 お互いの「モノサシ」を照らし合わせるための「会話」が,受験勉強中は絶対に欠かせません。
 

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~学校のどこを見学するか~Dream Navi 2014/5月号(ナガセ)



 公立中学校に進学する生徒には,「学校見学をする」という習慣はないでしょう。

 小学校と中学校には大きな壁があるのですが,同じ地域の小中学校ですら,入学前の小学生を中学校に入れて,何かの活動をするという機会はなかなかないのでは。

 中学受験を経験する親子というのは,

 「学校を見る」機会をたくさんもっています。

 学校のどこを見れば一番よいのかは,一概にはいえませんが,

 どんなに施設がよくても,

 どんなに進学実績がよくても,

 先生に魅力のない中学校には通わせたくない,というのが私の母の主張でした。

 結局,私は入学金も払って健康診断も受けていた私立の中学校を蹴って,

 国立の中学校に入学しました。

 母の決断にはとても感謝しています。

 校舎の立地もよく,自然が豊か。

 先生方が,明るく,生き生きしている。

 実際に足を運んでみて,感じることはさまざまあるでしょう。

 そこで初めて,親と子どもの「ものの感じ方」のギャップに気づくかもしれません。

 私は,このことが非常に大切なことだと思っています。

 合格すれば,その学校に通うのは,親ではなく子どもです。

 子どもはどこが気に入ったのか。

 親はどこに期待をもっているのか。

 入学後,受験の苦労を消し去りたいかのようにいっさい机に向かわず,

 学力が伸びない子どもの親には共通点があります。

 親子がお互いのことを知らない,というのが最も重大な点です。

 学校見学をいくつか経験して,

 親子がお互いのことをもっと深く知り合うことをおすすめしたいです。

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~日本を滅ぼす受験戦争~ぼくらの日本(扶桑社)

ぼくらの日本
三橋 貴明
扶桑社
2012-08-28


 デフレの恐ろしさをわかりやすく説いてくれている本ですが,

 デフレによって名目GDPが増えない状況とは,

>他者から奪い取らない限り,自らの所得を伸ばす方法がない

 という環境であることを意味します。

 あたかも,「受験戦争」の姿のようです。

 他者から,「合格」という切符を奪い取る。

 日本の成長には,「日本」の成長が必要だということに気づけない人間が増えることが,

 日本が滅ぶ原因になっていく・・・そういう人間とは,「受験戦争」を勝ち抜いた子どもたちの「なれの果て」だ・・・・なんてことにならないようにしたいものです。

 「自分の所得が増えればそれでよい」という発想は,「その場限り」のものでしかありません。

 他者の所得を奪っていれば,やがて,自分の所得を増やす方法もなくなり,

 「日本」という国家が滅んでしまう・・・・

 こういう発想をもてる子どもに成長させるには,どうしたらよいか・・・。

 最善策は,やはり「歴史」を学ぶことでしょうか。

 ハワイ王国がどのように滅んだか。

 第二章だけでも子どもに聞かせてあげる価値があるように思います。


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