教育失敗学から教育創造学へ   (読書編) ~子どもの教育に情熱をかける人々のために~ 

小学生と大学生の親です。 このブログでは,読書から得られた発見や視点を中心に,子どもの教育について考えていることを書き綴っていきたいと思います。

2015年04月

3種類のオフレコ情報~週刊東洋経済



 佐藤優の第389回「知の技法 出世の作法」で紹介されている3種類の「オフレコ情報」。

 その目的の違いは,観測気球をあげること,敵を潰すこと,正確な情報伝達を行うことにあるといいます。

 事例がとてもわかりやすい。

 オフレコ情報を新聞記者などに流すことを「リーク」(秘密情報の漏洩)といいますが,

 このリークを行う目的が,3つあるということになります。

 国内や相手国の反応を見るためのリークは,次の政策を決定するためのヒントとなり,

 敵を潰すためのリークは,自分の政策を実行する上で有利となり,

 正確な情報伝達のためのリークは,国民のためになる。

 ただ,2番目のリークの動機には,「嫉妬」があるというのも興味深い話です。

 私の先輩だった指導主事は,教育委員会内でのリークによって,組織内での未来が絶たれ,

 今は大学の先生になっています。

 また,文部科学省にいた優秀な教科調査官も,同じように大学の先生になりました。

 「逃げ場」があったことは幸いですが,それがない人も多い。

 「あいつが出世するのは許せない」という内部の人間の嫌らしい嫉妬が,世の中を動かしてきた面があることも否定できません。

 では,嫉妬されない人間になるためには,どういう知恵が必要か,という疑問が生まれます。

 私なりの案は,№2に徹する,というものですが,実際にはどうでしょうか。

 その点については,筆者に質問させてもらうことにしました。

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結局,我々に対人関係以外の問題はない~1分間アドラー



 小中学校で学ぶ道徳は,大きく分けると次の4つの内容があります。

「1 主として自分自身に関すること」

「2 主として他の人とのかかわりに関すること」

「3 主として自然や崇高なものとのかかわりに関すること」

「4 主として集団や社会とのかかわりに関すること」

  本編のブログでも書いているのですが,小学校では

「2 主として他の人とのかかわりに関すること」が十分に定着できていません。

 小学校第1学年及び第2学年に示されている次の内容は,そもそも接する対象が存在しない子どもには,実践する機会すら与えられていません。

>幼い人や高齢者など身近にいる人に温かい心で接し,親切にする

 中学校入学後も,あいさつができない子どもはたくさんおり,その原因を探ると,「そもそも他の人とのかかわり」が極端に少ない小学校という教育現場の問題が見えてくるのです。

 小学校教師自身も「他の人とのかかわり」が中学校教師に比べるとおそろしく少なく,小学校自体がものすごく狭く閉ざされた「ムラ」である状態は,何も過疎の地域に限った話ではないのです。

 「勇気は実践においてだけ学ぶことができる

 「孤立した状態では能力が劣る人も,組織された社会では不足を補える

などといったアドラーの言葉は,

 「多様な他の人とかかわる機会」「実践する機会」の乏しい~単学級が当たり前の小規模な学校で学んでいる子どもたちにとっては,ただただむなしいものでしかありません。

  しかし,それでも「実践」こそがすべてであり,たった2人しかいない学級の子どもの「日直」や「掃除当番」も非常に重要な「役割」なのです。 

 行動を通して行動が変わっていく

 中学校に入って,ようやくまともな「あいさつ」ができるようになって,中学生らしく・・・というか,人間らしく変わってくれる。

  最も優れた勇気は,失敗する勇気,誤りを明らかにする勇気である

 小学生7年生は,失敗を恐れ,言葉を発することができなくなります。何か言ったら,親や教師にその言葉尻が捉えられて,さらに状況は悪化する。だから,言葉を発しない方が,状況を悪化せずにすむ・・・・あるいは,適当な嘘をついて誤魔化す。そんな安易な態度を絶対に許さない場が,中学校というところです。教師は全精力を使って,もちろん強制的にではなく,言葉を発すること,誤りを明らかにすることの大切さを教えます。

 自ら積極的に語ったこと,行動したことについては,失敗しても許されることを実感することで,人は「優れた勇気」をもつことができる。

 親も教師も,この本やアドラー心理学から学べることはたくさんありそうです。

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