佐藤優氏のコラムで,
外務省が,安倍総理に「クリントンが逃げ切って当選する」と告げていたことが紹介されている。
外務省の分析力の乏しさが露呈してしまったようだが,予想を的中させた人もいた。
> 筆者の知るかぎり,米大統領選挙で共和党のトランプ候補が当選すると断言した人は評論家の副島隆彦氏しかいない。(中略)副島氏は英語に堪能で,しかも与件の中で最悪の状況を分析するたぐいまれなインテリジェンス能力がある。
と紹介されている,『トランプ大統領とアメリカの真実』(日本文芸社)の著書,副島隆彦氏。
上記の本は読んでいないが,Amazonでの内容紹介で,趣旨はだいたいつかむことができる。
>アメリカ大統領選は,ポピュリズムの嵐で荒れ狂っている
>草の根の保守的な中間・下層白人の怒りを体現するのはドナルド・トランプ
>底流にあるのは,移民問題や経済格差,保守的中間・下層白人のエスタブリッシュメント(支配層、ワシントン、ウォール街)に対する激しい怒り
「チェンジ(変化)」を公約に掲げたオバマ政権よりも,はるかに大きな変化がトランプ大統領の下で起こりそうなことは,私たちも直観でわかる。
まだ「意外とまとも」と評価されているトランプ氏だが,大統領就任後,アメリカをどう舵取りしていくのか,全世界が注目していくと思われる。
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