教育失敗学から教育創造学へ   (読書編) ~子どもの教育に情熱をかける人々のために~ 

小学生と大学生の親です。 このブログでは,読書から得られた発見や視点を中心に,子どもの教育について考えていることを書き綴っていきたいと思います。

2017年06月

とよた真由子議員はマンガ『キングダム』のファンだったか?



 最近,若い女性の間でも,マンガ『キングダム』が人気になっている,という話をあるラジオ番組で聞いた。ラジオのパーソナリティーの女性もファンであるそうだ。

 史実を下敷きにしたフィクションである『キングダム』には,多くの有能な女性武将や女性軍師が登場している。 

 とよた真由子議員の一件をニュースで知ったとき,私がまず最初に抱いた印象は,

>キングダムに登場する楚の将軍『禍燐』(29巻の表紙参照)のような女性だな

 というものだった。部下を『敗戦の豚』呼ばわりして蹴り殺すような残虐さをもっている女性キャラが禍燐である。弟思いの一面を触れられたときに激高する姿から,「その弟とは秦の昌平君ではないか」という想像をかき立ててくれる場面もあった。

 とよだ真由子議員の現在のお仕事を知って驚いた。

 HPでは,

>第3次安倍改造内閣におきまして、文部科学大臣政務官、東京オリンピック・パラリンピック大臣政務官、復興大臣政務官を拝命いたしました。教育・科学技術・スポーツで地域と国を振興し、 笑顔と活力のあふれる国づくりに、全力で取り組んでまいります。

 という自己紹介が記されている。

 ますます,現代版『禍燐』か,と思ってしまったが,ある議員が

>ああいう暴言を平気で吐く議員はたくさんいる

 という指摘や,学校現場で「教育熱心」といわれている教師たちの姿も目に浮かび,
 
 「気合いの入った政治家・実務家」と印象も持てるようになった。

 もはや日本のスポーツも,「根性主義」ではなく,「人道主義」「平和主義」(?)を象徴できるものであり,「金メダル至上主義」ではないことをオリパラでPRしていくためにも,まずは公的な場での謝罪が必要だろうと思った。良い意味での「反面教師」を演じたのだと世間から評価される場面をもたないと,「荒んだオリンピック」になってしまう可能性もあるだろう。

 国会議員に限らず,「体罰」「パワハラ」は根絶していかなければならない。

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読書は金持ちになるための道具?~中学生にジーンと響く道徳話100選



 道徳=「有難いお話や心に響くお話をもとにして,生きる価値を考える時間」なのでしょうが,
  
 私にはどうしてもしっくりこない題材があった。

>年収3000万円の人や年収何億というアスリートたちは,本をたくさん読む。読書を習慣にしている。だから,本を読もう。
 
 本をたくさん読んだから高額所得者になったのか,高額所得者になったから本をたくさん読むようになったのか,高額所得者になる前もなった後も,本をたくさん読んでいるのか,そういうことを考えさせても,こういう話が本を読まない子どもに本を読もうとする動機づけになるのかどうか。

 「読書は考える力を伸ばしてくれます」という話は,子どもに「響く」のか?
 
 本を読むようになったとして,それは「金持ちになるため」という動機からではないか?

 どんなに卑しい動機でも,とにかく「本をたくさん読ませる」ためのしかけなのか?

 道徳の授業では,考える力は伸ばせないのか?

 読書の大切さを教師が語れるようにならなければならない,という主張をされているが,

 この話が紹介できるようになったのは,『中学生にジーンと響く道徳話100選』を読んだから,なんていうことはバラせないことなのだろうな,と思った。

 日本の道徳教育は,昔から「危険な匂い」の方が強くて,「次の戦争に突き進むための洗脳操作だ」というひどい極論が出てきてしまうのも仕方がないことかと考えている。

 100万円を拾ったらどうするか?という題材の中で,「海外の番組で,外国(どこの国かはわからない)では拾った財布をすぐにバックに入れている様子が放映された。こういう映像を見せてあげてもよいだろう」などというコメントが入っているが,なぜ「外国」なのかというと,日本では「落とした財布が戻ってくることに感動する外国人」の話が宣伝されているからだろう。「日本でも,やはり財布は戻ってこなかった」という「落胆する外国人」の話など宣伝されないのである。

 中学生のレベルが相当低く見られていることに,悲しくなった1冊だった。

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武士道を忘れた政権~永田町ライブ!



 後藤謙次さんのコラムの末尾に,ある自民党長老議員の声が記されている。

>「この政権は武士道を忘れている。武士道とは自己規律だ」
  
 憲法改正論議を前に「武士道」を持ち出されることに抵抗感がある人がいるかもしれないが,

 「戦いがない」「戦いができない」世の中における武士の精神からは,
  
 学ぶべきもの=武士道があるだろうという考え方も大切にしたい。

 今週月曜日に報じられた新聞各紙の世論調査の結果,内閣支持率は以下の通りになっている。

>読売新聞 49%
>共同通信 44.9%
>毎日新聞 36%
>日本経済新聞 49%
>朝日新聞 41%


 ネットニュースで見る限りでは,KAKE問題を強力に扱っているのは毎日新聞であり,今回の支持率低下の要因が手に取るようにわかるデータとなっている。

 情報は,ものによっては,ただ「早ければよい」というものではなく,

 「出すタイミング」が最重要,という性格のものもある。

 「反省の弁」を述べた直後に新たな文書の存在が報道される。

 「次はどんなものがでてくるのか」

 という関心も呼んでいるようだ。

 当事者が認めない以上,「疑惑」のまま終わる可能性もあるが,

 行政の長として,中央官庁の人間が残している文書に意味はないと言い切ることには無理があろう。

 「戦争の時代」の武士道とは,「敵を欺いて勝つ」という孫子の兵法をベースにしたものなのだろうか。


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忖度を抜きにして仕事は成り立たない~佐藤優



 佐藤優さんのコラムでは政治の裏側の「息づかい」がよくわかります。
  
 政治家や行政にかかわる人でなくても,「忖度」できない人が出世するのは難しい,ということはよくわかっていると思われます。
 
 ただ,不思議と「この人,他人の気持ちがわかるのだろうか?」と思ってしまう人も,立派に出世されていることがあります。

 「気をつかって損した」という経験をされたことがある人も多いでしょう。

>忖度とは「他人の気持ちを推し量ること。推察」という意味だが,推察よりは,「推し量ったうえで,何かする」という能動的なニュアンスがある。

>普段は,官僚の世界で「気配り」と言われているような事柄が,疑惑になると忖度と言い換えられるというのが筆者の解釈だ。


 あまり露骨な書き方をされていませんが,私の「忖度」の印象は

 「媚びを売る」「点数を稼ごうとする」というニュアンスが多分にあります。

 安倍首相もジョークで口にしたことがある「忖度」ですから,

 今年の流行語大賞にもぶっちぎりで選ばれることになるでしょうか。

 KAKE問題については,結局,

 新設が本当によいことかどうかを見極める方法さえしっかりしていれば,

 国民の側からも判断はつくはずです。

 ただ,その「見極め方」を新設したい人たちがつくってしまったら意味がないわけですね。

 「議論でオレを負かせてみろ」なんて息巻いても,結局,「勝ち負け」の基準まで作られてしまっては,絵札が入っていないトランプでロイヤルストレートフラッシュを狙うようなものになります。

 支持率が低下して初めて国民の声を聞く,なんてことにならないでもらいたいものです。
 
 
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「敬意をもって接します」の意味は?~心を上手に透視する方法

(文庫)心を上手に透視する方法 (サンマーク文庫)
トルステン・ハーフェナー
サンマーク出版
2014-05-15


 このような本の内容を「悪用」させないためには,読んで知っておくしかない。

 人間の「心」は,言葉や表情,しぐさになって表れやすいものである。

 外で嫌なことがあったら,家庭で幸せな思いをしていることを「誇示」する。
  
 気に入らない奴がいたら,「敬意をもって接します」などというタイプの「恫喝」を与える。
 
 「誠意をもって」「敬意をもって」という言葉を臆面なく使うのは,「政治家」である。
 
 常に「敵」と対峙していないといけない職業だから。
  
 国会の会期を終えると,「解放感」が得られるような職業だから。

 「お前らはみんな,オレ様以下なんだよ」という「奢り」が捨てられないと,

 見かけ上の「支持率」や自分に対する「支持者」だけが頼りとなり,

 やがて「自滅」していくだろう。

 教員はバカじゃないし,それ以上に子どもがバカじゃない。

 「損得」の原理で子どもに強制をかけている以上,

 「自分たちが損をしている」ことに気づいた子どもたちの反乱がやってくる。

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