教育失敗学から教育創造学へ   (読書編) ~子どもの教育に情熱をかける人々のために~ 

小学生と大学生の親です。 このブログでは,読書から得られた発見や視点を中心に,子どもの教育について考えていることを書き綴っていきたいと思います。

2018年05月

日大現役選手声明文の「差別語」~NHKはそのまま流したが



私たちは、監督やコーチに頼りきりになり、その指示に盲目的に従ってきてしまいました。
 
 放送等では,「言い換え」が必要だと感じた部分があった。

 NHKの過去のクローズアップ現代でも,道徳の授業で教員が使っている「盲目的」という言葉をそのままHPに掲載しているので,「差別語には当たらない」と判断しているのだろう。

 ある方の調査によれば,視覚障害者のうち,「盲目的」という言葉が容認できる人は,容認できない人をわずかに上回っている程度だったという。半数近い人が不快感を抱く言葉を「謝罪文」に近い「声明文」で公開するのは,不適切だろう。ブラインドサッカーの選手が聞いたら不快に思うはずだ,と想像する力がほしかった。監督の指示には逆らえなかったのは理解できるが,想像力だけはもっていてほしい。
 
 どこまでも「危機管理」が行き届かない大学である,と大学のせいにするのもどうかとは思うが,ブランドイメージを回復するには,「失点」を重ねないことが大事なはずである。

 ・・・などという「言葉狩り」もいい加減にしろ,とお叱りを受けるかもしれないが,私の近くにも,「謝罪」の場のはずが,かえって相手を怒らせてしまうという困った人たちがいる。

 どうしてこうも「行き届かない」人たちがたくさんいるのか。

 問題が起こらないから,見過ごされているだけ,スルーされているだけ,ということはいくらでもある。

 土の中から頭を出すよう促す人が必要である。

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LNGパニック~週刊ダイヤモンド



 今号の特集2「電力・ガス業界騒然!LNGパニック」の内容を知って驚いた。
 
 記事からわかったことは,LNGビジネスの特徴としての「プロジェクトの着工から生産開始まで5~6年かかる」ためのタイムラグの問題。

 需要減少を読めなかった企業の「過剰投資」「輸入契約量>消費量による余剰分をどうするか」などの問題。

 自由化前後の商社と電力・ガス会社の関係の変化。

 アジアだけにある原油価格に連動したLNG価格。

 経産省が掲げたLNG市場戦略のお粗末さの問題。

 中国のLNG爆買いへの対応策。

 日本と韓国が協力して中国に対抗する形ができるかどうか。
 
 日本もそろそろ「戦略的な政策」を発動する時期にきているようだ。

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読解力をつける近道~教科書が読めない子どもたち



AI vs. 教科書が読めない子どもたち
新井 紀子
東洋経済新報社
2018-02-02


 受験生の親たちの中には,どうしてこんなに充実した教材で学ばせられているのに,実力が伸びないのだろう,と頭をかしげている人が多いかもしれない。それは,子どもや教材のせいではなく,「人」のせいである。

 佐藤優氏のコラムで,アクティブ・ラーニングの「土台」となる「読解力」が話題とされている。
 
 国立情報学研究所の新井紀子教授の論は,「新しい学力低下証言」として注目を集めているが,「読解力がない大学生にはアクティブ・ラーニングは難しい」などということは,これまでも,大学のセンセイたちには実感をもって納得できることだろう。

 しかし,たとえ読解力がない大学生でも,あるいは,普通の中学生にも,アクティブ・ラーニングは可能である,という「体験」をしている教師は多いはずである。
 
 佐藤優氏は,新井教授や自身の体験を引きながら,「読解力をつけるには人間よる感化が大事」と主張する。

冤罪事件で刑事被告人とされた人も,弁護士や支援者に感化され高度な読解力を身に付けることができるようになったのである。

 学校で言えば,どういう教科書を読むかではなく,どういう教師に学ぶかですべてが決まると言って良い。「できる子どもたち」による感化を目指している人たちもいるが,それは教師の感化力に期待できない人間のすることだ。しかもそれが教員養成系の大学の大学院だというところが情けない。人を感化させられるのは,「育てたい力」を自らがもっている人だけだ。

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深い学びへの恐怖心~心をつなげる



 新しい中学校道徳の教科書の見本を手にとってがっかりした。
 
 「これでは読むだけで精一杯だ」

 と感じる教師は多いだろう。

 「今まで本当に苦労して揃えてきた教材が無になる」

 という脱力感,喪失感に悩まされる教師が増えるはずである。

 行政官は「教科書教える必要はない」「教科書教える道徳でよい」

 と「慰め」の言葉をかけてくるかもしれないが,

 「教科書は主たる教材」であり,今後は教科書を使わず,

 一部の政治家たちが気に入らない教材を使って授業する教師を
 
 ピンポイントで攻撃できるようになる。

 ・・・「あいつは教科書を使っていない」「税金を無駄にしている」

 では,来年から教科書を使って授業すると,どんな問題が起こるのか。

 それは,「読解がやっと」という日本語レベルの問題である。

 余計な情報が多すぎて,「道徳性」にたどり着く前に時間が終わってしまう。

 「国語の教科書」の二乗くらい「つまらないもの」の代名詞になっていくであろう

 「特別の教科 道徳」の教科書たちである。

  ・・・この記事の趣旨ではなかった。

 もっと「深いところにある価値観」に迫れる教材がほしかった。

 「共感コミュニケーション」が可能になって初めて道徳の授業は成立する。

 もし,あなたが教師だとして,「親を殺したい」という深い子どもの願いが表面化したときに,授業中にどう対処できるだろうか。

 そもそも教師を教師として信用していない大学のセンセイたちは,子どもに丸投げしようとする。

 しかし「使命感」「責任感」のある教師は,子どもを絶望感で満たす授業には反対だろう。

 「深い学び」を実現する道徳の授業・・・心の深いところにある価値観を育てる実践をこの目で見てみたい。

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戦争と農業

戦争と農業 (インターナショナル新書)
藤原 辰史
集英社インターナショナル
2017-10-06


 ちょうど第一次世界大戦の内容を学習しているので,『映像の世紀』で実物は見てもらっていますが,戦車や火薬,毒ガスと農業とのつながりを改めて考えてもらう授業はできないかと考えてみました。
  
農業は,人間が生きていくためのかけがえのない産業です。そのために発達させてきたはずの技術が,しかし,実は人間を大量に殺す技術の基盤と重複している。

 昔,科学者と戦争との関わりに関する本をどこかで読んだ記憶がありました。

 新しい科学技術を使用するときに「罪悪感」を覚える人はいないでしょう。

 そういう鈍感さが問題なのだ,という提案の仕方はできるかどうか。

 科学技術に共通してみられる点に,人間が陥ってはならない重要な「場所」があるのか,どうか。

 科学技術は,人間を鈍感にしていく,そういう「根っこ」を押えた上で,科学を学ぶべきだ,という主張が伝わるかどうか。

 検討中です。

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