ジャーナリスト・河合雅司さんの『未来の年表2』を授業で取り上げた。
中学生の多くが「絶対に避けるべきこと」の№1に選んだのは,「民主主義の崩壊」だった。
超高齢化社会=高齢者が高齢化する時代では,投票制度を見直す必要がある。
また,小規模な自治体で議員のなり手がいないこと・・・月の報酬が14万円という数字に子どもは驚いていた・・・,無投票での当選者が全体の2割もいることにも衝撃を受けていた。
人手が足りなくなるのは,議員だけではない。
2倍の料金を払っても,人手が足りず,引っ越しができない・・・こういう事例が増えていく。
「お金を持っていても,使わせてくれなくなる時代」がやって来る,というわけである。
こういう日本を見て,よだれを垂らしているのは,外国の企業である。
水道事業のように,生活に欠かせない公共財までが民営化・・・しかも外国の企業に市場が開放された日本が「書き換えられる」シナリオも,そろそろ想定しておくべきだろう。
幕末のころの日本と同じ,「攘夷」のエネルギーを覚醒させることが大事なのか,「次の開国」を迎えるべきなのか,新しい政治家の手腕にも期待したい。
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