何とも不思議な本ですが,はまります。

 直接赤鉛筆で書かれたような「絵」がたくさんちりばめられていますが,この本の独創性のあるアイデア・スケッチに惹かれるというよりも,著者の「迷い」にこちら側の心を休めてもらっているような錯覚を感じます。

 帯から「正直,わからなくなってきました」とくる。

 「はじめに」は,「もともとは,デザイナーをやめようかと考えて,この本を作りはじめた」とくる。

 「無駄なこと(この本づくり)が,かえってよかった」とくる。

 キーワードは,「自分チャンネルの遊び」。

 私自身,中学受験をしたときに使っていた「ワザ」に近い感覚でした。

 自分を客観視する自分をつくり,さらにそれを客観視する自分を・・・・という,慣れないと「酔ってしまう」自分への見方。

 これは,教師になってからも,親になってからも使える「ワザ」でした。

 デザインに興味がある方は,第4章だけでも,読む価値あり。


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