下町ロケット (小学館文庫)
池井戸 潤
小学館
2013-12-21


 最終回の阿部寛の目が異常に充血していたわけがわかりました。

 放送直前まで不眠不休で撮影が行われていたようで,

 寝不足の人特有の声のこもり方など,想像していた通りの理由でした。 

 編集もたいへんだったようですね。
 
 少しセリフ送りが早すぎる感じもしましたが,計算しながら撮影する暇もなかったのでしょう。

 小説の方は,ドラマよりもっと人間くさい部分が多く,

 また別の楽しみ方ができそうです。

 テーマは最新で,機械や技術は最先端でも,

 どことなく昭和っぽい雰囲気が,

 高度経済成長気を経験した中高年の人たちに受けるのでしょうか。

 また,よいテンポの中に,役者っぽくない,これまたくささの漂う演技もあることが,人気の秘訣かもしれません。 

 「かっこいい」弁護士や医師,ジャーナリスト,大企業や中小企業の経営者,技術者,社員たちに比べ,銀行員の情けない描き方は著者特有のものですね。

 視聴者ではなく,役者たちが涙を流すシーンが多すぎたのが,玉にキズ,といったところでしょうか。

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