ありふれたリーダーシップ論や思考技術の本でないことが売りだろう。
効率を重視した仕事術の本があふれる中で,
失敗をおそれない,失敗に背を向けない,失敗から学ぼうとする姿勢が大事であることを実感させてくれる本は少ない。
>しがみつくことで,私たちは,守りたいものを破壊してしまいます。
手放すことで,そのままを認めるという安心を得られるのです。
マーガレット・ウィートリー(リーダーシップ・コンサルタント)
この本は,パートごとにこのような格言が収録されており,
それぞれの格言から自分が言いたいこと,言えることを考えることで,「自分の能力の確認と評価」を行えるチャンスが与えられている。
また,私がいつもやっていることだが,斜め読みをして,気になった部分の根拠をまず自分になりに考え,その後に本文を参照していくという「利用の仕方」もできる。
>だからこそリーダーとなる者は,昔からリーダーなる者が背負ってきた知識と統率の「幻想」を,意識的に打破していかなければならない。
とあるが,その根拠は何か。
もし,『学び合い』のような授業をした場合は,
その「後処理」が非常に重要であることを教師は自覚しなければならない。
そして,計画性のない『学び合い』は,教師主導の授業よりもはるかに強力に子どもの主体性を奪い,内面的な意欲を喪失させ,学力を低下させる結果となりかねないことを知っておくべきである。
『学び合い』の授業で,「教えようとしない生徒が叱られる場面がある」と聞いて,
奴隷の作り方にはいろいろなタイプがあるということを知ることができた。
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