オバマ大統領の広島訪問まであと5日。

 初の米大統領被爆地訪問ということで,マスコミも相当に騒いでいるから,その分,余計に「がっかり」で終わってしまうことも考えられる。 

 「本物のレジェンド」になるためには,何が必要か。

 当日,何が語られる必要があるのか。

 原爆投下の是非については,アメリカ人でも年々,「正当だった」と答える人の割合が減っているようだ。

 年齢別の回答をぜひとも知りたいものである。

 原爆を投下しても,すぐに日本が降伏しなかった。本当に「戦争を止めさせる効果」はあったのか。

 ソ連参戦こそが,日本の降伏を促した理由ではなかったか。

 毒ガスの使用も禁止されている中,20万人の民間人を殺す残虐な兵器を使用したことの責任は。

 原爆の犠牲者には,日系アメリカ人やアメリカ兵の捕虜がいたことに関しては。

 
 日本の歴史教育では,

>戦後のヘゲモニーを握るため,ソ連にアメリカの力を見せつける必要があった

>わざわざ最も被害が大きくなる広島と長崎を選んだのは,戦後,アメリカ中心の国際秩序を築くために,原爆の威力を最大限に見せつけなければならなかった

 (カリフォルニア大学サンタバーバラ校歴史学部の長谷川毅教授)


 つまり,原爆を投下した理由は,「軍事」よりも「政治」的な意味の方が大きかった・・・・
 
 という内容を教えるようになってきています。

 そして,原爆投下が「唯一の選択肢」であったという論理は,根底から覆されているということ。

 こういう実態を踏まえ,アメリカ人の意識の変化も受けて,「核なき世界」の宣言で

 ノーベル平和賞を受けたオバマ大統領が「言えること」「言うべきこと」とは何でしょうか。

 日本人や世界の人々が「謝罪」よりも強く求めていることは何でしょうか。

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