理性と感情を別々のものとする前提からスタートするのは難しい。
理性的判断は忍耐を強いられるとは言っても,理性的判断の結果として成功し,感動や満足感を得られることがある。
働く人が,高い報酬や地位という「数値化」されるものよりも,
「やりがい」「働きやすさ」を求めるのは,そもそも「目標」が異なっているから仕方がないのかもしれない。
ものを買う人にとっては,機能や価格よりも企業や商品のイメージに左右されるというのは,「その程度のもの」なのだから仕方がない。
感情で左右されるべきではない場面というものがある。
しかし,場合によっては,「理性的に感情を優先する習慣」がものを言う場合もある。
間違った理性が本心ではない感情を優先する結果,どういうことが起っているかは,
教育現場にいるとよくわかる。
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