週刊東洋経済 2016年10/22号 [雑誌]
週刊東洋経済編集部
東洋経済新報社
2016-10-17


 最近,「この人,本気で褒めているのかな?」「この人,本気で謝っているのかな?」と疑問に思うことが増えてきた。

 生活指導をする対象となる子どもや,生活指導をしている教師たちを見ていてもそう思うことがある。

 保護者などは「お世辞」「社交『舌』礼」であることがわかっているのでスルーできるが,

 どうしても「表面的」な賞賛や謝罪は気になって仕方がない。

 韓国人に多量のわさび入り寿司を提供してしまった店舗には,わざわざ韓国から「謝罪」を要求し撮影するためのテレビクルーがやってきたそうだ。

 心では思っていなくても,「謝罪」という「かたち」が結果として残ればそれでよいのだろうか。

 この内容は,本編ブログで詳しく書いておきたい。


 さて,私が佐藤優のコラムに最近注目しているのは,北方領土問題に関する日ロの動きを佐藤氏がどう見ているかを知りたいからである。 

 この号では,「ねたみややっかみによる不満の蓄積に注意」という内容になっているが,

 ここのところの日ロの接近が,

>国後島,択捉島の返還の見通しがまったくつかなくなってしまうリスクがある。このリスクに対する潜在的な反発が,外務省内と日本の保守政治家にある。

>さらに現在は,首相官邸が霞が関(官界)に対して圧倒的に優位に立つので表面化していないが,日ロ接近が日米同盟に悪影響を与えるという懸念が外務省には潜在的にある。この不満が爆発する可能性を過小評価してはならない。


 という分析に結びついている。
 
 人の「心」は「行動」への燃料でもエンジンでもある。

 「理詰め」に徹して「心」を過小評価することに,警戒心をもっておきたい。

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