まずは出版社の方に,比較的廉価に抑えてもらったことへの感謝をお伝えしたい。
 
 内容については,新井教授が学会をこき下ろすくだりがまず印象に残った。発言者がだれかは示されていないが,参加者の質問から,学会全体の評価を下すあたりから,どういう人物なのか評価できた。「自分の仕事はここまでです。あとはだれかの仕事です」という人間が多い,と嘆いている自分が嘆くべき人間の一人であるという自覚が感じられない。また,男性はこう,女性はこうだ,とステレオタイプで語る癖があるようだ。

男性の研究者から見ると理解不能だろうと思う。

 女性には,「すべての女性は私と同じ考え方をもっている」と思い込む癖があるのだろうか。実際はそんなことはないだろう。もし,本当にそうであれば,従業員や管理職に占める女性比率が低いことは,合理的な選択の結果になるかもしれない。

 新井教授のような女性が活躍する社会を期待することは正しい。ただし,男女にかかわらず,「活躍する」ことが大切である。「ただいるだけでも意味がある」のは「政治的な正しさ」の話で,組織が崩壊する原因になる可能性もある。

 ぐっちーさん(山口正洋さん)の共通点は,地方をよくご存じだということだろう。

 ぐっちーさんは

正直,普通に大都市のサラリーマンを卒業した50代以上の方で,「使える」方は,ほとんどいません。新幹線の切符すら自分で買えないというレベルの人がごまんといるわけです。

 と私の知らない,おそらくは「地方」の現状を嘆いていらっしゃるようだが,だからこそ「自分が役に立つ」環境が地方にはある,ということなのだろうか。

 「教科書すら読めない(文章読解力がない)人間がたんさんいる」「自分が開発したロボット以下の学力の人間がたくさんいる」という事実を世に広めている新井教授と気が合いそうな人物である。

 日本のリアルは悲惨である。その悲惨なリアルを隠そうとする人間が多い。ダメなやつらばかりだ。

 一度,アメリカのリアルとの比較を論じてみていただきたい。
 
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